Environmental Management
環境マネジメント
環境についての考え方
NAGASEグルーブが目指す「人々が快適に暮らせる安心・安全で温もりある社会」の実現のためには、地球環境が持続可能なものであることが大前提であると考えています。また、ナガセヴィータ(Nagase Viita)の製品の原材料に使用しているもののほとんどは、自然の恵みによってもたらされたもので、事業を持続可能なものにするためにも、環境問題に率先して取り組む必要があると考えています。
2022年1月NAGASEグループはカーボンニュートラルの実現に向けた方針を宣言しました。ナガセヴィータでは2030年の具体的な目標に向けた行動を起こしていき、CO2削減をはじめとする環境負荷低減の取り組みを通して、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
環境方針
基本理念
ナガセヴィータは、地球規模での環境保全が最重要課題であると認識し、限りある資源のもと、人類と自然の調和を図りつつ、一層の「持続可能な発展」を目指します。そのために全社員の参加による環境品質の向上活動を進め、環境・経済・社会に貢献します。
行動指針
- 私たちは、環境マネジメントシステムの構築とその継続的改善を行い、環境目標を定め環境負荷の低減と環境品質の向上に努めます。
- 私たちは、環境関連の法規制・協定を遵守すると共に、自主基準、業務手順を整備し、環境管理の向上を図ります。
- 私たちは、地球環境を保護するために、製品の設計段階で原材料の有効利用、省エネルギー、廃棄物削減等に配慮した技術の開発に努めます。
- 私たちは、貴重な水資源の使用効率化に取り組み、環境負荷の低減に努めます。
- 私たちは、事業活動におけるエネルギー利用効率の向上と持続可能なエネルギーの使用を推進します。これにより、省エネルギーと温室効果ガス排出削減を実現し、気候変動の緩和に貢献します。
- 私たちは、化学物質の確実な管理を行い、使用抑制・代替に努め、大気汚染物質・水質汚濁物質の排出削減を継続し、環境汚染のリスク低減と予防に努めます。
- 私たちは、廃棄物・副産物の削減を目指し、4R(リフュ―ズ・リデュース・リユース・リサイクル)を推進します。
- 私たちは、生物多様性への影響を最小化し、生態系の保全に貢献します。また地域社会の一員として環境対策に積極的に取り組み、環境に悪影響を及ぼすような事態や状況には責任を持って迅速に対処します。
- 私たちは、社員教育を通じて全社員の環境改善に取り組む意識の向上を図ります。
環境管理体制
ナガセヴィータの「環境方針」に示した「基本理念」にのっとり、「行動指針」を実行するために環境マネジメント推進委員会を設置しています。
ISO14001認証の取得状況
当社の福知山事業所では2006年に認証を取得し、岡山地区全事業所は2024年度にISO14001認証を取得しました。
ISO14001認証事業所一覧
拠点名 | ISO14001 |
---|---|
本社 | 〇 |
岡山第一工場 | 〇 |
岡山第二工場 | 〇 |
岡山機能糖質工場 | 〇 |
藤田工場 | 〇 |
藤田製剤工場 | 〇 |
岡山営業所 | 〇 |
L‘プラザ岡山ラボ | 〇 |
藤崎研究所 | 〇 |
福知山事業所 | 〇 |
環境負荷低減のための取り組み
環境目標活動
環境負荷低減に関する目標を設定し、全社員が目標達成に向けて実施に取り組んでいます。
※当社の環境目標
省エネルギー活動
<製造工程の最適化>
工場等では照明のLED化、冷水・冷却水設備の運用最適化、冷却水系ポンプのインバーター化、ボイラーの効率改善、省エネ機器の導入、エネルギーロスの削減、製造条件の見直しなどを行い、エネルギー使用量およびCO2排出量の削減を推進しています。
<再エネ設備導入>
事務厚生棟に太陽光発電パネルを設置し、年間約45MWhを発電し、建屋内で消費しています。今後も太陽光発電パネルの設置、バイオガスの活用など再生可能エネルギーの導入を推進していきます。
<省エネ法事業者クラス分け制度>
経済産業省が行う省エネ法の定期報告に基づく事業者クラス分け評価制度において、5年連続でSクラス(省エネが優良な事業者)と評価されています。
教育・啓発活動
- ●全社員を対象に、環境方針等の周知徹底、環境意識向上につながる教育を毎年実施しています。
- ●過去に流出事故が発生した日を重点警戒の日として注意喚起し、再発防止と社員の意識向上に努めています。
- ●社内向けに定期的に“環境通信”を発行し、環境に関する情報提供を行っています。