Working Toward Sustainable Food Systems
持続可能な食料システムへ
ナガセヴィータ(Nagase Viita)は、素材の開発とその応用方法の探究を長年行い、食料の生産から消費・廃棄にいたる、食料システムの全ステージにおける課題解決をご提案しています。
多彩な機能を有する食品素材とともに、蓄積してきた知見やデータをパートナー企業様にご提供しながら、食のサステナビリティを目指して活動しています。
ナガセヴィータの持続可能な
食料システム構築への貢献
人と自然に優しい農業へ
化学肥料や農薬の過剰な使用は、自然環境や農業従事者への負荷となり、農業の大きな課題となっています。トレハロースは植物のストレス耐性を高めるバイオスティミュラントとしての効果により、化学農薬の低減に役立ちます。これは、農薬の被ばくを抑え、農業従事者の健康を守ることにもつながります。
また、植物の生長を促す土壌微生物を製剤化したバイオ資材にもトレハロースが使用されており、環境に負荷をかけない持続可能な農業の実現に貢献しています。
また、植物の生長を促す土壌微生物を製剤化したバイオ資材にもトレハロースが使用されており、環境に負荷をかけない持続可能な農業の実現に貢献しています。
食資源の有効活用
ナガセヴィータでは、限りある資源を有効活用し、廃棄による地球環境への負荷を低減する取り組みを推進しています。その一つとして、摘果した幼果や落下した果実など、マーケットに出荷できず廃棄処理される農作物からつくられた原料を使用して、食品や化粧品素材を製造しています。
また、廃棄していた副産物のアップサイクルを目指すお客様へ、当社素材の活用法をご提案し、新商品の発売に結びつけた事例などもあります。
また、廃棄していた副産物のアップサイクルを目指すお客様へ、当社素材の活用法をご提案し、新商品の発売に結びつけた事例などもあります。
パートナー企業様とともに食品廃棄削減へ
加工食品にトレハロースを加えると、美味しく食べられる期間が延びることから、食品廃棄の削減につながっています。試作機能を備えた社内ラボでさまざまなレシピを開発し、当社素材の効果的な活用法を食品メーカーなどのパートナー企業様に提案しています。
東京栄養サミット2021で掲げた「食品加工技術や専門の知識を活かし、年間100件の支援実施」を目標に、日々積極的に活動しています。
東京栄養サミット2021で掲げた「食品加工技術や専門の知識を活かし、年間100件の支援実施」を目標に、日々積極的に活動しています。
美味しく食べやすい食事で高齢化社会の課題を解決
高齢になると食べ物を噛んだり飲み込んだりする機能が衰え、栄養不足や誤嚥する確率が高くなります。ナガセヴィータは、トレハロースを使った美味しく、食べやすい高齢者向け食事レシピの開発・普及に努めており、日本介護食品協議会にも加盟し、ユニバーサル・デザイン・フード(UDF)の普及や、病院・福祉施設の給食の改善提案などを行っています。
また、超高齢社会を迎えた日本で健康寿命延伸のため危惧される「フレイル(健常から要介護へ移行する中間の段階)」や、健康長寿の秘訣とされる「腸活」について、一般向けの情報提供にも積極的に取り組んでいます。
また、超高齢社会を迎えた日本で健康寿命延伸のため危惧される「フレイル(健常から要介護へ移行する中間の段階)」や、健康長寿の秘訣とされる「腸活」について、一般向けの情報提供にも積極的に取り組んでいます。
たんぱく質不足を解決する代替たんぱく質を美味しく
人口増加に伴う食料需要の増加による、たんぱく質不足を補うために、さまざまな代替たんぱく質が開発されていますが、パサついた食感や独特の臭いが課題とされています。
これらを解消するのがトレハロース。代替たんぱく質を美味しく食べられる、レシピ開発や提案を行っています。
これらを解消するのがトレハロース。代替たんぱく質を美味しく食べられる、レシピ開発や提案を行っています。
高齢者向けの栄養食品や保存食に活用されるビタミンCで、被災地の健康も支援
安定型ビタミンC・アスコフレッシュ®は、熱・光・酸素・鉄などによる酸化・分解を受けにくく、アミノ酸などとも反応しづらいため、防災食・備蓄食に活用することで、被災地の課題であるビタミンCの摂取不足解消に役立ちます。
また、たんぱく質やミネラルなどとあわせて1品で必要な栄養素を摂取できる高齢者向けの栄養食品や「パーフェクトフード」にも活用され、健康をサポートしています。
また、たんぱく質やミネラルなどとあわせて1品で必要な栄養素を摂取できる高齢者向けの栄養食品や「パーフェクトフード」にも活用され、健康をサポートしています。
国連食料システムサミットにて
コミットメントを表明
ナガセヴィータは、長く培ってきた酵素利用技術の強みとバイオテクノロジーから生まれた自然由来の素材を活かし、栄養価の高い食品開発の促進、フードロス低減、農畜産物の生産性向上など安定的な食料確保に取り組むことで、持続的な食料システム、特に「質(栄養)・量(供給)両面にわたる食料安全保障」の実現に貢献することをコミットメントとして表明しました。
東京栄養サミットにてコミットメントを表明
ナガセヴィータは、2030年までに、ステークホルダーの皆様とともに、食品素材の機能を活かし、人と地球の健康を支える、安全で持続可能な食の普及を推進することをコミットメントとし表明しました。健康的で十分な食事を摂取できる製品の開発支援、農業従事者への支援、食品ロスや廃棄物の削減の3点を目標に掲げ、取り組みを推進します。
国連WFPへの支援
世界で最大8億1,100万人もの人が慢性的飢餓に苦しんでいるという事実は、食料システムが、社会の大部分のニーズを満たしていないことを示唆しています。したがって、食料システムを強化し、食料が足りず栄養不足に陥る人々にも、食事を供給できるようにすることが、飢餓ゼロ達成の鍵となります。ナガセヴィータは、自社だけでは解決が難しいこの大きな課題に対し、国連WFPへの支援を通じて貢献します。