ナガセヴィータの保有技術

素材の持つ生体への機能検証に関する技術

素材の生体に対する作用を研究をすることにより、安全性を明らかにするとともに、健やかな暮らしを支える新たな価値創造をしています

研究開発中の素材がヒトに摂取された際に、どのような消化吸収を経て、体を巡るのかについて明らかにし、安全性の高い製品開発を進めるようにしています。
過去の医薬品の開発知見も活用し、各種細胞を利用した素材の細胞への生理的作用の評価を行っています。
これらの評価を通じて、生命への本質的な作用を明らかにし、実際のヒトでの有用性を科学的な試験で検証したうえで、世界に発信しています。

また、研究開発の経験者がサポートすることで、機能性表示食品の申請など行政機関からの要求に対し、お客様がスムーズにご対応いただける体制を整えております。

細胞の光学顕微鏡像 ヒトマクロファージ様に分化させたTHP-1細胞に対して、培地のみ(図左)或いは「錠剤ルミン®A」の有効成分であるクリプトシアニンO.A.コンプレックス(NK-4)を添加(図右)して培養した時の細胞画像。
NK-4に添加により細胞は大型化し突起の伸展も見られ、マクロファージが活性化されている。

細胞の抗体蛍光染色像 皮膚線維芽細胞で、コントロール(図左)に対してグルコシルナルギンによるエラスチン繊維の形成促進を確認しました(図右) 。
エラスチンは繊維状構造を形成してコラーゲン繊維を支えることで、肌の弾力維持に重要な役割を持つたんぱく質です。

全ての生命に寄り添って、負荷のない評価法へ

私たちのパーパスにある「生命に寄り添う」という観点のもと、研究開発活動においても、3D皮膚モデルや、ヒトの腸内環境を再現する培養系などを用いた、ヒトや動物に負担を強いる恐れのない新たな評価法を積極的に取り入れ、データ蓄積しています。
こうした取り組みで、負荷をかけることなく、高い精度で素材の効果予測が可能になることを目指しています。

In Vitro ヒト腸内菌叢モデル ヒトの腸内環境と同様の嫌気的環境を模倣した実験モデルを導入しています。
本モデルでヒトの便などを使用して培養することで、ヒトが素材を摂取した際に、おなかの中でどのような現象がおきるか、また、どのような健康への貢献の可能性があるかを、研究しています。

3D皮膚モデル 3D皮膚モデルで、基底膜の主要な構成分子であるIV型コラーゲンの増加を観察しました(黒い染色)。基底膜は、皮膚を正常な状態に維持する上で欠かせない役割を果たしています。

保有技術について

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