Envisioning our Future
with Functional Dyes
未来を描く機能性色素事業
生活を彩り、健康を支え、
未来を描く
機能性色素事業
わたしたちの機能性色素は70年の長い歴史の中で、人々の生活の様々な場面に貢献してきました。
私たちはこれからも、社会の暮らしの快適さやウェルビーイングにつながる事業活動を推進してまいります。
機能性色素事業部のサステナビリティ
機能性色素事業部は、持続可能な「環境」「社会」「経済」に寄与する活動を行っております。環境負荷を低減しながら、人々の健康や生活の豊かさへ貢献できるように、パートナー企業様とともに地球全体のウェルビーイングにつながる共創に取り組んでまいります。
機能性色素事業が歩む
「これまで」そして「これから」
機能性色素事業部は、1947年より感光素の研究・開発に携わり、医薬品用途での感光素の製造・販売をスタートしました。
その後、工業用途のニーズが高まったことから写真用増感色素の研究開発に着手し、私たちの事業の軸となりました。そして、これまでに培われてきた色素の合成技術によって、現在は工業分野からライフサイエンス分野まで幅広い用途へ展開しております。
私たちはこれからもパートナー企業様との共創を通して社会の様々なニーズに応えながら人々の生活を彩り、健康を支え、より良い未来を描いていくことを目指します。
藤田工場
色素事業の歴史
- 1947年日本感光色素研究所設立
- 1951年医薬品向け感光素の製造販売開始
- 1958年化粧品向け感光素、写真用増感色素販売開始
- 1980年代液晶用二色性色素販売開始
- 1990年代CD-R用色素・CTP用色素販売開始
写真・印刷物の
表現力や美しさの実現
写真フィルム
当社の機能性色素事業はこれまで60年以上にわたり写真用の増感色素を製造し、人々の記憶を美しく残すことに寄与してきました。
デジタルが主流となった今でもその魅力は色あせず、幅広い世代に愛されています。
商業印刷
2000年代以降、雑誌・新聞・チラシなどの印刷には「CTP出力」という方式が主流となっており、その技術には光熱変換色素が使用されています。
この方式は以前のものと比べて、時間短縮やコスト削減、環境負荷の低減のほか、品質の安定や向上にも期待できます。
商業印刷(CTP出力)用色素:
光熱変換色素
CTP出力とは?
全ての人の健やかさ、
“ウェルビーイング”へ
検査薬
病気・疾患の診断に用いられる検査薬は医療現場において欠かすことができない存在です。私たちの機能性色素は、測定対象物の検出に対して高い親和性や検出感度が求められる検査薬の分野で使用されています。
様々な病気・疾患の早期発見や予防など、これからも人々の健康を支える技術の発展に尽力してまいります。
検査薬用色素:蛍光色素
病気・疾患の検査に
新たなソリューションを
疾患を診断するためには、得られた検体からターゲットとなる物質・細胞などを高感度に検出する必要があります。特定のターゲットだけを染色する色素をみつけるには膨大な検証が必要ですが、私たちが長年の研究で培ってきた豊富な色素ライブラリーから適した色素を提供し、さらに新たに開発することで、ターゲットに親和性のある色素を創り出しています。
- 機能性色素を用いた検査薬
レントゲン用フィルム
アフリカ・東南アジアなどの第三諸国の医療現場や、最新の医療機器へのアクセスが難しい地域において、アナログのレントゲンフィルムは怪我や病気の診断に用いられる重要な医療機器として、現在も重用されています。世界中の人々のヘルスケアのために、これからもレントゲンフィルムに用いられる色素を安定供給していきます。
レントゲンフィルム用色素:
増感色素
未来の安全で
快適な生活に貢献
センサー用フィルター
近年では、自動車や電子機器等、様々な分野で多くのセンサーが搭載されています。センサーの小型化や高感度化のためには、限られたスペースで不要な光だけをカットし、必要な光のみを透過させる技術が必要とされています。
私たちは、より高機能なセンサーの開発を目指し、光の吸収・透過をコントロールする色素(光吸収色素)の研究を進めています。
センサーフィルター用色素:
光吸収色素
調光フィルター
適度な採光、プライバシーの保護、省エネ等を目的として、自動車や建材分野において調光フィルターのニーズが高まっています。
私たちは、遮光と透過を電気的に制御できる二色性色素の研究開発に取り組み、人々のより豊かで快適な暮らしの実現を目指していきます。
調光フィルター用色素:
電気応答性二色性色素
パートナー企業様との共創のために
私たちの強み
パートナー企業様との開発
私たちは機能性色素を通じて、
パートナー企業様と共に
豊かな生活へ
つながる未来への価値共創に
取り組んでまいります。
お客様から提供された構造式情報をもとに合成処方を構築します。
お客様の処方条件の最適化も行います。グラムスケールの合成から対応します。
中間体を含め年間170品目の製造実績があります。(※2022年度)一定の品質を保ち、製品を長期間供給する体制を備えています。