NAGASEグループの株式会社林原(本社:岡山市北区下石井 代表取締役社長:安場直樹)は、持続可能な社会の実現に向け、日本政府が主催する国際会議「東京栄養サミット2021」にてコミットメントを表明します。当社は、本サミットにおいて「研ぎ澄まされたバイオの力で、すべての人へウェルビーイングを!」という目標を掲げ、2030年までに、ステークホルダーの皆様とともに、人と地球の健康を支え安全で持続可能な健康食の普及を進め、目標達成に向けた取り組みを推進してまいります。
株式会社 林 原 の東京栄養サミット(N4G)2021へのコミットメント |
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研ぎ澄まされたバイオの力で、すべての人へウェルビーイングを! ・すべての人がより健康的で十分な食事を摂取できるように、持続可能な食料システムへの変革に貢献します。 ・農業に従事する人々を支援するために、土壌改良、化学肥料の使用量削減など、環境負荷低減に貢献します。 ・食品業界からの食品ロスや廃棄物を削減するために、食品メーカーの生産性と製品品質の向上に貢献します。 |
栄養は、人が生きていくうえで必要不可欠なものです。飢餓や貧困による低栄養が根強い課題である一方、先進国や途上国の区別なく、過栄養や栄養の偏り、気候変動、食品ロスなどが地球規模の課題となっています。栄養状態の改善は、17ある持続可能な開発目標(SDGs)の目標2に該当し、さらにその他計12の目標達成に深く関係しており、保健分野だけではなく、農業や流通、水・衛生、ジェンダーなど多くの分野と関連しているため、各分野が連携して栄養改善を進めることがSDGs達成に不可欠と言われています。
2021年12月7日(火)・8日(水)に日本政府により開催される「東京栄養サミット2021」は、「すべての人々が2030年までに安全で栄養価の高い食物を手頃な価格で入手できる世界を実現する」という趣旨のもと、各国政府、国際機関、企業、市民団体などのリーダーが、健康・食・強靱性をテーマに世界の人々の栄養改善について幅広く議論し、今後の取り組みを誓約(コミットメント)として発表するとともに、共通認識、相互連携を深めるための重要な国際会議です。
当社は「すべての人々が2030年までに安全で栄養価の高い食物を手頃な価格で入手できる世界を実現する」という「東京栄養サミット2021」の趣旨に賛同し、コミットメントを登録しています。 長年培ってきた当社の酵素利用技術の強みと、バイオテクノロジーから生まれた自然由来の素材を活かし、社会課題を解決することを目指しています。タンパク質など大切な栄養素の摂取を推進することで「健康寿命延伸への貢献」、フードロス削減、農畜産物の生産性向上による「安定的な食料確保」、また、農薬や化学肥料の使用削減により「環境負荷低減」に取り組むことを、当社のマテリアリティ(※1,2,4)として位置付けています。ステークホルダーの皆様とともに、人と地球の健康を支える、安全で持続可能な食の普及に貢献してまいります。
【栄養サミット】
「栄養サミット(Nutrition for Growth Summit)とは、栄養改善に向けた国際的取り組みを促進する会合です。オリンピック・パラリンピックの開催国が主催するのが慣行で、2013年、英国政府等の主導により始まりました。今回は、英国(ロンドン)・ブラジル(リオ)に続く3回目の開催です。
「東京栄養サミット2021」(N4G:Tokyo Nutrition for Growth Summit 2021)は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に合わせ、日本政府により2021年12月に東京で開催されます。栄養に関連する様々な分野を取り上げ、世界各国の栄養関係者とともに課題解決に向けて議論し、取り組みを発表する場になります。
日本政府は栄養における国際的目標を達成し、あらゆる形態の栄養不良を終わらせるために不可欠な以下の5つの分野を特定しました。サミットへの参加者はこのうち1つ以上に対応したコミットメントの発出を期待されています。
(1)健康: 栄養のユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)への統合
(2)食:健康的で持続可能な食料システムの構築
(3)強靭性:脆弱な状況下における栄養不良対策
(4)説明責任:データに基づくモニタリング
(5)財政:栄養改善のための財源確保
■「成長のための栄養」(NUTRITION FOR GROWTH:N4G)イニシアチブWEBサイト(英語)
■外務省WEBサイト
■農林水産省WEBサイト
【参考】
『国連食料システムサミット2021』への支持とコミットメントの表明
株式会社林原は、すべての持続可能な開発目標の達成に向け、持続可能な食料システムへの変革と具体的な行動を推進するために開催される、国連食料システムサミット(Food Systems Summit:FSS)への支持も表明しております。
特に「質(栄養)・量(供給)両面にわたる食料安全保障」の実現に向けて、ステークホルダーとのパートナーシップを強化し、以下の取り組みを推進してまいります。
「健康寿命の延伸、安定的な食料確保に貢献」
「地球環境負荷低減に寄与する製造技術、素材開発を推進」
「サプライチェーン全体における可視性と透明性の確保」
■食料システムサミット 林原のコミットメント(農林水産省WEBサイト)
■林原コミットメント(動画 林原YouTube)
■国連食料システムサミット(農林水産省WEBサイト)
◆本プレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社 林 原 経営デザイン室 担当:小林 TEL:086-224-4315