このたび、NAGASEグループの株式会社林原(本社:岡山市北区 代表取締役社長:安場直樹 以下「林原」)は、学校法人天真学園 岡山県共生高等学校(住所:岡山県新見市 校長 山縣淳憲 以下「岡山共生高校」)のeスポーツ部に協力し、プロアスリートを目指す高校生への食育面での支援を開始いたしました。
eスポーツはオリンピック公式競技への採用も検討されているなど、年々競技人口と視聴者数が伸び、世界的に注目されている次世代スポーツです。しかしながら、その他のスポーツとは異なり、全身運動が少なくなる傾向や、長時間の練習による食生活の乱れ・偏食による肥満や痩せなども影響し、若くしてフレイルとなる可能性や、糖尿病などの増加など、将来的な健康リスクが懸念されています。今回、eスポーツの強豪校である岡山共生高校の部員においても、チームドクター(神田秀幸教授:岡山大学大学院)から同様の懸念の声がありました。一方、eスポーツ競技によっては、運動時のように心拍数が上がるなど、集中力や持久力が必要であることから、その他のスポーツと同様に栄養補給や日々の体調コントロールに欠かせない食生活が重要視されつつあります。
当社は、サステナビリティ経営における重要課題(マテリアリティ)として「健康寿命の延伸への貢献」を掲げています。アスリートへの最適な食プログラムを提供する人材「アスリートフードマイスター」の1級の資格を有する社員もいることから、eスポーツアスリートとして活動する高校生への食育の推進・支援をさせていただくこととなりました。
事前に岡山共生高校のeスポーツ部員全員を対象に、現状の食生活の様子や、将来的な健康・食への関心度などの調査を実施し、食育の必要性を先生方と共有しました。テスト段階として、2023年2月より、岡山共生高校のチームドクターとも相談の上、当社アスリートフードマイスターと共に、食育に興味を持った6名の部員を対象に、普段の食事への「ちょい足しレシピ」の提案と、期待される栄養面での効果について考える座談会のほか、eスポーツアスリートに必要な栄養素がとれる献立を考案し、自宅や寮で調理を実践してもらいました。
本年度は、部員の食生活に対する意識改善に重点をおいた活動を進めます。将来的には競技者(部員)の意見や課題を取り入れた、eスポーツアスリートに必要な食事・食品の提案なども行う予定で、トップアスリートの育成に食育面でのサポートを行って参ります。
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株式会社 林 原 経営デザイン部 担当:安原 TEL:086-224-4315