林原のパーソナルケア素材7種の「生分解性」を確認
サステナブル素材の需要の高まりに対応

  • 事業

株式会社 林 原

NAGASEグループの株式会社林原(本社:岡山市北区下石井 代表取締役社長:安場直樹)は、当社が開発、製造、販売を行っているパーソナルケア素材7種が、環境負荷をかけない「生分解性*」であることを確認いたしました。

当社のパーソナルケア素材は、その原料や構造から生分解性はあるものと推察されておりましたが、このたび、外部の国際的な試験機関に分析を委託した結果、実施した7種すべての素材においてエビデンスに基づき生分解性を示すことが可能になりました。

今回、地球環境に配慮した優しい素材であることを改めて確認したことで、今後、ますます環境負荷低減とサステナブルな素材が求められるパーソナルケア製品市場で、幅広く使用していただける製品として、積極的に販売活動を進めていく予定です。
*「生分解性」:物質が土や川、海などの自然に排出されて、それらが微生物などに分解されて無機物へ分解されること。


私たちの生活に欠かせないスキンケア、ボディケア、ヘアケア、ソープなどのパーソナルケア製品ですが、手洗いや入浴などで流れていく生活排水として、川や海で暮らす生き物や自然には有害なものとなる可能性があります。毎日使われる製品だからこそ、それらに含まれる素材には、素晴らしい機能性とともに生き物や自然環境に負担をかけないことがサステナビリティの観点から求められ、土や川、海などの環境中で速やかに分解される「生分解性」の重要性が注目されています。実際のところ、現在のパーソナルケア製品市場においては、それらを訴求した製品が年々増加しており、今後は各メーカーの原料登録・採用の基準になると予想されています。

そのような状況に鑑み、当社のパーソナルケア素材7種 〈AA2G®、アルファグルコシルヘスペリジン、グルコシルナリンギン、トレハロース(化粧品用)、化粧品用プルラン、リセナーレ®、トルナーレ®〉 について、外部の国際的な試験機関に分析を委託した結果、「Readily biodegradable(易生分解性)」と判定され、これによりエビデンスに基づき生分解性を示すことが可能になりました。

今回、地球環境に配慮した優しい素材であることを改めて確認したことで、今後のパーソナルケア製品市場での認知拡大に向け、積極的に販売活動を進めていくとともに、当社は、サステナブルな素材を開発、製造することを通じて持続可能な社会へ貢献してまいります。

■林原のパーソナルケア素材7種
AA2G®、アルファグルコシルヘスペリジン、グルコシルナリンギン、トレハロース(化粧品用)、化粧品用プルラン、リセナーレ®、トルナーレ®



■生分解度試験の方法
外部の試験機関に分析を委託。OECD試験ガイドラインに基づき実施。60%以上が生分解される場合、その物質は環境中で速やかに分解される、すなわち「Readily biodegradable(易生分解性)」と判定する。
試験ガイドライン:OECD Guidelines for the Testing of Chemicals, No. 301F, July17, 1992

■林原のパーソナルケア素材7種の機能・特徴と主な用途

製品名

形状

機能・特徴

主な用途

AA2G®

粉末  

美白、エイジングケア、抗酸化

スキンケア、サンケア、メイクアップ、ボディケア

アルファグルコシルヘスペリジン

粉末

血流促進、ブライトニング

スキンケア、ボディケア、ヘアケア、メイクアップ

グルコシルナリンギン

粉末

肌の弾力とハリの維持

スキンケア、ボディケア

トレハロース(化粧品用)

粉末

保湿、バリア機能維持

スキンケア、ボディケア、ヘアケア、オーラルケア

化粧品用プルラン

粉末

接着性、皮膜性

スキンケア、ヘアケア、メイクアップ

リセナーレ®

液状

スタイリング、仕上がり改善

ヘアケア

トルナーレ®

液状

泡質の改善、毛髪ダメージの抑制

スキンケア、ヘアケア、ボディケア、オーラルケア


■林原のパーソナルケア素材 Webサイトでの紹介
https://www.hayashibara.co.jp/cpc/cosmetic/products.html

◆プレス発表に関する問い合わせ先:
株式会社林原 経営デザイン部 コミュニケーションデザイン課 電話:086-224-4315

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