「新しい低分子食物繊維(テトラリング)の開発」で、
大阪工研協会の「第73回工業技術賞」を受賞しました

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株式会社林原の技術開発センター員ら3名は、大阪工研協会の「第73回工業技術賞」を「新しい低分子食物繊維(テトラリング)の開発」で受賞しました。2023年5⽉19⽇に開催された大阪工研協会の通常総会で表彰式が執り行われました。


大阪工研協会の「工業技術賞」表彰は、工業に関する研究発明(工業化に寄与したものあるいは将来寄与しうるもの)ならびに現場技術の進歩改善に功績のあった方々を顕彰するため、有資格者の中から審査の上数件を決定して贈呈されます。

テトラリングの開発においては、酵素反応を改良し、CNN(環状ニゲロシルニゲロース:環状四糖の一種)を低分子の食物繊維素材として水飴形態で実用化したことがブレイクスルーポイントとなりました。これにより従来の食物繊維素材が抱えていた「膨らまない、べたつく」という課題解決につながりました。低糖質の和洋菓子などを中心に、その使い勝手のよさや味質が評価され、大手の製パン・製菓メーカー様を中心に採用が進んでいます。低分子という特徴や高いガラス転移温度等の物性に基づいた配合も可能な素材と考えられ、今後、既存の食物繊維や水飴の素材とは異なる新たな用途の発見が期待されます。


■詳しくは、大阪工研協会 ウェブサイト をご覧ください。

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