ガバナンス

corporate governance

コンプライアンス

コンプライアンスに対する基本的な考え方

NAGASEグループでは長年にわたり、経営理念の中で「社会の一員として誠実に正道を歩む」ことを謳い、法規、ルールを守ることを非常に大切なこととしています。

グループの事業活動がますますグローバル化し、取引形態も多様化していること、また社会において企業活動に求められる「企業の社会的責任」が高いものになってきた背景から、2002年10月に「コンプライアンス基本方針」(その後、2024年4月に「リスク・コンプライアンス行動規範」に改訂)を定め、これに基づき2003年12月に「コンプライアンス行動基準」(その後、2024年4月に「リスク・コンプライアンス行動規範(詳細説明)」に改訂)ならびに「コンプライアンス相談窓口規則」を制定(その後、2024年に一部改訂。なお、コンプライアンス違反又はその恐れがある場合のレポートラインを明確にし、必要な情報収集及び対応・指示の方法を定めるため、2024年4月に「経営危機管理規程」を改訂しました。)、更に2008年10月には「NAGASEグループ製品安全自主行動指針」を制定し、国内外のNAGASEグループに適用してきました。

近年では外部環境の変化が著しく速くなっており、法令等による規制はボーダーレス化の中で一層複雑多岐かつ厳格化しています。とりわけ贈収賄の禁止や公正競争に関するルールの遵守が強く求められています。また、企業に対する社会の要求や期待も変化し続けており、企業の社会的責任に対する要求がますます強まっています。これらの動向を踏まえ、2017年にコンプライアンス基本方針、行動基準ならびに相談窓口規則を見直すなど、NAGASEグループ コンプライアンス基本方針を遵守し、時代の変化に合わせたコンプライアンスを徹底しています。さらに、昨今の著しい外部環境の変化に伴い、リスクマネジメントへの意識向上の必要性を感じたことから、2024年にコンプライアンス基本方針、行動基準にリスクマネジメントの要素を追加し、合わせて名称を「リスク・コンプライアンス行動規範」及び「リスク・コンプライアンス行動規範(詳細説明)」に改訂しました。

コンプライアンスを尊重する一つひとつの行動と、万が一、問題があったとしても、早期に発見し是正・改善する自浄作用をもつ組織であることが、取引先はじめあらゆるステークホルダーからの信用、信頼につながります。信用、信頼は当社の重要な財産であり、これを日常的な企業活動によりさらに強固なものにしていきたいと考えています。

リスク・コンプライアンス行動規範

NAGASEグループの経営理念「社会の構成員たることを自覚し、誠実に正道を歩む活動により、社会が求める製品とサービスを提供し、会社の発展を通じて、社員の福祉の向上と社会への貢献に努める。」に則り、以下の行動規範を制定し、実施する。

このリスク・コンプライアンス行動規範は、NAGASEグループが様々な企業活動を行っていく上で、会社および役員・社員が遵守すべき行動規範を定めるものである。

役員および社員は、このリスク・コンプライアンス行動規範に則って行動すると同時に、関係先をはじめ社内組織への周知徹底に注力する。またこのリスク・コンプライアンス行動規範に抵触するおそれのある事態が発生した場合には、早急に問題解決を図り、原因究明と再発防止に向けた業務改善を行う。

  • 法令・規則および社内規定・ルールの遵守

    法令やルールを遵守し、社会的規範に逸脱することのない、誠実かつ公正な企業活動を行う。

    国際社会のルールに適応した事業運営を行い、グローバル企業として更なる発展を目指す。

    贈収賄に関する法令や競争法を含む内外の諸法令を厳格に遵守する。

  • 反社会的勢力の排除

    社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力に対しては、毅然とした態度で臨み、これを断固として排除する。

  • 社会に有用な製品・サービスの提供

    社会に有用な製品・サービスを提供することにより、社会に貢献する。

  • 事業に関わる人々の権利の尊重

    社員一人ひとりの主体性と創造力を尊重し、それが企業活動に活かされる企業風土を醸成する。

    また、自社従業員だけでなく、NAGASEグループがかかわるサプライチェーン及び事業活動においてかかわる人々の権利を尊重し、持続可能な経済・社会の実現に寄与する。

  • ステークホルダー(利害関係人)への情報公開

    顧客、取引先、社員、株主等に対して、企業情報を積極的に公正に開示し、透明性の確保に努める。

  • 地球環境の保全

    地球環境をより良き状態に保全していくことが自らの責務であることを自覚し、行動する。

  • リスクマネジメント

    NAGASEグループの経営上障壁となるリスクを合理的かつ最適な方法で管理し、事業の安定的な継続と持続的な成長を実現するためのリスクマネジメントを推進する。

  • 経営トップの責任

    長瀬産業株式会社をはじめ、全てのNAGASEグループメンバー企業の経営トップは、自ら率先して、「社会の一員として誠実に正道を歩む」事業運営がなされるように努める。

NAGASEグループ リスク・コンプライアンス行動規範(全文)

NAGASEグループ リスク・コンプライアンス行動規範

コンプライアンスに関する取り組み

コンプライアンス相談・通報窓口

ナガセケムテックスでは、役員および従業員等が、守秘義務、匿名性を前提として直接相談・通報できる「コンプライアンス相談・通報窓口」窓口を設置設定しています。

  • 相談・通報の対象とする事案に制限は設けず、ハラスメント、人権侵害、贈収賄などの腐敗行為等、幅広い事案に対する通報を受け付けています。
  • 相談・通報窓口は、社内窓口の他、NAGASEグループ共通の本社窓口および指定弁護士事務所があります。
  • 相談・通報は文書の送付、電話、電子メールのいずれでも受け付けています。
  • 相談者・通報者に対し、相談・通報を理由とした不利益な取り扱いが行われないための措置を講じています。また、相談・通報案件に関する秘密保持ならびに相談者・通報者が特定されないよう十分配慮しています。