ものづくりの最前線で
ひとつの製品をチーム全員でつくりあげていく。
製造部門 チームリーダー
R.K.
さん
2010年入社
プロフィール
工業高校の建築科卒業後、地元・たつの市のナガセケムテックスへ就職。15年間、製造現場のオペレーターとしてキャリアを積み、現在はチームリーダーとして現場作業と課内マネジメントの両方に携わる。メモを取り、誰よりも動いて学ぶ姿勢で吸収した経験を活かして、後輩の指導や育成にも力を注いでいる。
入社を決めた理由
高校は工業高校の建築科で、化学とはまったくの畑違いでした。建築の道に進もうと考えたことはなく、高卒の就職活動では、学校に届いた求人を見ながら家族と相談して進路を決めました。決め手になったのは、地元のたつの市で育った自分にとって家族や知人が知っている会社だったことです。昔からある工場で、地域に根ざしてものづくりを続けてきた会社に携われたらいいなと思いました。特に祖父はナガセ化成工業という昔の社名で会社を知っていて、「ええとこ行ったな」と言ってくれたんです。その一言は今でも印象に残っています。地元で長く安定して働けて、家族にも後押ししてもらえた。その安心感が入社の決め手になりました。
現在の仕事内容
製造オペレーターとして、生産技術部門が発行した作業標準書通りに原料を仕込み、生産工程を重ねて、ひとつの製品に仕上げていく仕事をしています。入社前は工場といえば流れ作業のイメージでしたが、実際は違いました。ひとつの製品を、自分で原料を仕込んで仕上がりまで完結させる。途中には反応が正しく終わっているかを見る中間試験もあり、値にブレがあれば生産技術課と連携して処置します。理科の実験のような一面もある仕事です。今年度からはチームリーダーになり、現場作業をしながらマネジメントも担うプレイングマネージャーとして働いています。数名のチームのリーダーとして、メンバーに業務を振り分け、進捗を確認する日々です。
メモを取り、動いて覚えた——不器用だった自分の学び方
昔から「不器用だ」と言われることが多く、自分でもそう感じていました。だからこそ、入社してからはとにかくメモを取りました。最初は作業の感覚がまったく分からないので、「このタイミングでこれをやる」と書き留めて、ずれたら頭が真っ白になる。その繰り返しでした。不器用なぶん、効率の悪さは動く量で補おうと、人より多く現場を動き回りました。先輩の作業を後ろで見せてもらうときは、「あの人は早いな」「現場がきれいだな」と観察して、こっそり覗きに行くことも。汚れないように作業すれば片付けが楽になり、その積み重ねが大きな時間の差になる。先輩の「こうやったらうまくいくで」という一言も、本当に貴重でした。
ベテランには得意分野を、若手には背伸びを
チームリーダーとして意識しているのは、ベテランと若手で関わり方を変えることです。ベテランの方には、得意分野を思い切って任せます。長く一緒にやってきたので誰が何を得意とするかは見えていますし、得意なことのほうが気持ちも入りやすいからです。一方、若手には少しだけ背伸びが必要な仕事をお願いしています。若手にはこれから覚えていってほしいことがたくさんあるので、時間にゆとりを持たせたうえで頼むようにしています。そうすれば、達成できたときは自信になりますし、できなくても学びとして必ず残る。答えは自分が用意しておきながら、ぎりぎりまで手を出さずに見守る。それが若手の成長につながると考えています。
今後のキャリアビジョンと、学生へのメッセージ
これからは、プレイヤーとマネージャーの仕事を両立しながら、誰もが前向きに生産へ取り組める現場をつくっていきたいです。そのために必要なのが、人と設備の両面の環境づくり。人の面では若手の育成に力を入れ、設備の面では業務のDXと自動化を推進していき、ベテランが抜けても困らない仕組みを整えたい。数年後、数十年後に少しでも快適な現場になればと思っています。私自身、建築科から来て入社時の知識はゼロからのスタートでした。それでも、自分から人に話しかけ、コミュニケーションを取っていけば、周りは必ずフォローしてくれます。思いやりと人間力があれば、どんな環境でも活躍できる。元気な挨拶を大切にできる人と、ぜひ一緒に働きたいです。
1日のスケジュール
出社後、その日に担当する作業の範囲を確認します。そのために何の準備をしておくべきかを考えるところから1日が始まります。
生産技術課が発行した作業標準書をもとに、原料を仕込み、生産工程を進めます。前の工程を進めながら、目を離せるタイミングで次の工程の準備も並行して行います。
社員食堂や居室で休憩を取ります。食堂で他部署の方と雑談する日もあれば、自部署で課員と他愛もない雑談して楽しんでいます。
時間帯は製品ごとに変動しますが、反応が正しく終了しているかなどを確認する中間試験を行います。値にブレがあれば、生産技術課と連携して処置し、正常に戻れば次の工程へ進みます。
現場作業の合間に、数名のチームのリーダーとして、メンバーへ業務を振り分け、進捗を確認します。現場作業とマネジメント業務の割合は、おおよそ6〜7割が現場作業です。
交代勤務のため、次の勤務メンバーへ作業状況を引き継いでから退社します。
休日・アフター5の過ごし方
一生楽しむスポーツと、大切な家族の時間で心身をリフレッシュ。
休日は家族と過ごす時間が一番の癒やしです。娘がシャチ好きで、昨年は「神戸須磨シーワールド」の年パスを購入し何度も通いました。子供の喜ぶ姿が私の活力です。平日はジムでの運動や自宅で漫画を読むなどマイペースに過ごす一方、小学生から続けるアイスホッケーにも不定期で参加しています。県外の仲間との交流は刺激的で、老後も続けたい大切な生涯スポーツです。充実した休日が、仕事へのモチベーションに繋がっています。