部分最適から全体最適へ
3部署の経験を経て得た視点。
生産技術部門
A.N.
さん
2018年入社
プロフィール
学生時代は、応用化学を専攻。塾講師のアルバイトをしながら研究活動に取り組む。9年間で開発・環境管理・生産技術と3つの部署を経験し、全体を見渡す視点を身につけた。開発出身ならではの予測力や、環境管理で培った視点を武器に、現在は既存品の安定生産と新製品の量産化を担当。開発と現場をつなぐ調整役も担っている。
入社を決めた理由
もともと大阪出身で、慣れ親しんだ関西圏で働きたいという思いがありました。いろいろな会社を受ける中で大切にしていたのは、人の温かみが感じられるかどうか。淡々と面接をこなす企業も多かったのですが、ナガセケムテックスの面接は、人を知ろうとするコミュニケーションだと感じられたんです。担当の方も人事の方もとても温かく、働く姿が自然とイメージできました。もう一つの決め手は、裁量の大きさです。面接で「担当者に複数のテーマを与え、自分の考えのもとで進めてもらう」と聞き、指示通りに動くのではなく、自分の意志を持って働けると感じました。この規模の会社だからこそ任せてもらえる、その環境に魅力を感じて入社を決めました。
現在の仕事内容
生産技術部門では、大きく2つの役割を担っています。1つは、社内で大量生産されている既存品の安定生産です。毎日同じ製品の品質を維持して作ることができるように工程を整え、現場でトラブルが起きたときは、解決を急いで安定生産につなげます。もう1つは、開発部門から上がってくる新製品の量産化です。開発でつくられた製品が、自社の設備で本当に作れるのか、作れないならどうすればいいのかを、関係部署と話し合って決めていきます。生産管理や営業など、関わる部署は多く、調整役としての側面も大きい仕事です。トラブルで工程の組み替えが必要なときや、急な試作の依頼が入ったときなど、間に立って各部署をつなぐ役割も担っています。
3部署を経験して、会社全体を見渡す視点が手に入った
9年間で、開発・環境管理・生産技術という3つの部署を経験しました。もともと開発をやりたくて入社したので、そこから離れることには、最初はネガティブな気持ちもあったんです。でも、他の部署を経験する中で、開発だけでは得られなかった視点が手に入りました。開発にいた頃は「お客さまのために、何としても性能を満たす製品を作らなければ」と、部分最適で物事を考えがちでした。けれど環境管理課に移ると、「会社全体での環境負荷低減を目指す」といったまったく違うミッションがありました。会社全体を見渡す視点が得られたのは、大きな財産です。前向きに変わっていけたのは、環境管理課の課員の方々が親身に相談に乗ってくれたから。「どうせやるならとことん」という自分の性格も、後押ししてくれました。
開発も製造も知るからこそ、両方を活かす提案ができる
3部署での経験は、いまの生産技術の仕事で確かな武器になっています。私は開発出身なので、開発の方から「こんな製品の試作をしたい」とざっくりした依頼が来ても、その意図や背景をくみ取って、関連部門へ共有して進めることができます。また、開発は高品質を、製造は作りやすさを重視するため、両者の意見がぶつかることもあります。そんなとき、両方の背景を知っていれば、「ここをこうすれば両方を担保できる」という建設的な提案ができるんです。トラブル対応でも、配合や反応の仕組みから原因を予測できますし、環境管理の経験から、廃棄物や排水の負荷をできるだけ抑えたプロセス設計も意識できます。一つの部署にいるだけでは、決して得られなかった力だと感じています。
今後のキャリアビジョンと、学生へのメッセージ
今後は、大きく2つの道を考えています。1つは、3部署で得た知識を活かして開発に戻り、品質を早く担保できる工程の組み上げや、量産化までの期間短縮を進められるリーダーになること。もう1つは、経営視点を持って、会社全体の発展のために動けるようになることです。どちらに進むとしても、複数の部署を経験したことが土台になると思っています。学生のみなさんは、何が待っているのか不安に思うかもしれません。でも、あまり気負いすぎないでください。大変だと感じることがあっても、この会社には必ずフォローしてくれる人がいます。一人で抱え込まず、物おじせず自分の考えを出しながら進められる人と、一緒に働けたら嬉しいです。
1日のスケジュール
朝礼に向けて、まずはメールと日報をチェックします。
朝礼で、前日や直近に起きた内容を報告・共有します。その後、1日の予定を組み立てます。
過去の異常対応について関係部署と相談したり、自分の担当製品が生産されている現場を回って、作業員の方とコミュニケーションを取りながら監視・巡回します。
お昼は自作の(ハンバーグや野菜炒めなど、茶色いおかずが多くなりがちな)お弁当をデスクで食べながら、隣の席の方と他愛もない雑談を楽しんでいます。
午前の結果を受けて情報を整理し、実験室で工程検査の実験を進めます。トラブルが起きていれば、その調査やデータ整理、報告書の作成、関係部署と対応の打合せなどに時間を割きます。
夕方には1日の作業内容を日報にまとめ、翌日以降のタスクを整理します。急ぎの案件がなければ定時で退社します。
休日・アフター5の過ごし方
平日は自炊でゆったり、週末はグルメ開拓!
平日の夜は、翌日のお弁当のおかずを作ったり、読書や映画鑑賞をしてゆったり過ごしています。インドアも好きですが、休日はリフレッシュのために散歩したり、外出するようにしています。特に週末は、姫路周辺〜大阪の飲食店を開拓したり、行きつけのお店で食事を楽しむのが好きです。美味しい料理はもちろん、その場で偶然知り合った初対面の方との会話も新鮮で、日常から離れた良い刺激をもらっています。