
ラバーライクレジン
従来の樹脂材料では、柔軟性と耐久性の両立が難しい課題がありました。
この課題を解決する新素材として、ゴムのような柔軟性と優れた耐久性を兼ね備えた
ラバーライクレジン (RLR) を開発しました。
ラバーライクレジンとは

ドライバーで突きさしても破れないタフさ
1,000%の伸び率を実現
高い傷復元性
衝撃吸収性を比較
ドライバーで突きさしても破れないタフさや、1,000%の伸び率、表面の傷が自然と元に戻る復元性、そして強い衝撃をしっかり吸収する性能など、その優れた特性を実際の映像で確認できます。 従来の樹脂材料では実現できなかった、タフネスと柔軟性を高次元で両立する画期的な素材として、さまざまな産業分野での活用が期待されます。
ラバーライクレジンの特性
ドライバーで突きさしても破れないタフさ
1,000%の伸び率と10MPa以上の引張強度

想定される利用用途
コーティング

衝撃吸収カバー

耐傷性カバー

パッキン

耐震剤

転倒骨折対策マット

ソール

緩衝材

アウトドア用品

ラバーライクレジンの物理データ
物性値
衝撃吸収性(反発弾性率)
値が小さいほど反発力が小さい=衝撃を吸収しやすい
⇒他制振材と比較して優れた衝撃吸収性能を発現します
【参考】ウレタンマットレスの場合反発弾性率によって、以下のように分類される
- 15%未満: 低反発
- 15~49%: 一般(レギュラー)
- 50%以上: 高反発(高弾性)
制振性(損失係数:tanδ)
値が大きいほど制振性に優れる
⇒他制振材と比較して同等の損失係数、かつ高強度高伸度を両立。また幅広い周波数領域で高い損失係数を発現します

耐候性
キセノンウェザーメーター 1,500hr後(屋外暴露5年相当)でも良好な外観を維持しています
ラバーライクレジンの使い方
2液混合タイプ(主剤+硬化剤)

エマルション(1液)タイプ

お客さまで硬化物形状は
アレンジ可能


ラバーライクレジンは、用途に応じて1液タイプと2液タイプをお選びいただけます。常温で保管でき、加熱炉などの特別な設備を必要とせず、室温で硬化するため、取り扱いが簡単です。
液状の樹脂なので、複雑な形状の成形が可能です。型に流し込んで注型することはもちろん、コーティングのように薄く伸ばして塗布することもできます。この特性をいかし、部品の保護や補強、防水など、さまざまな用途に対応できます。
