樹脂&ゴムの耐候性(経年劣化)ランキング
樹脂やゴムの耐候性(経年劣化)を示す指標にはどのようなものがあるか
「耐候性が高い」とは、屋外や過酷な環境において、紫外線、熱、湿度、風雨などから受ける影響に対して性能を長期間保つ能力が優れていることを指します。具体的には、変色、劣化、ひび割れ、強度低下などが起きにくく、使用に耐えうる状態を長く維持できる性質を示します。例えば、長時間の日光照射でも激しい色変化や脆化を起こさず、視覚的特性や機械的特性を維持し続けることが可能となります。そのため、高い耐候性を持つ材料は、屋外や過酷な環境でも長期にわたって使用することができます。
耐候性(経年劣化)を評価する指標として、以下のようなものが挙げられます。
光沢保持率(%):数値が高いほど長期間光沢を保持できるため優秀
黄変度(ΔYI):数値が低いほど黄変が少ないため優秀
色差(ΔE):数値が低いほど変色が少ないため優秀
ヘイズ値変化(ΔHaze):数値が低いほど曇り(白濁)の進行が少ないため優秀
全光線透過率の変化量(ΔT%):数値が低いほど透過率低下が少ないため優秀
樹脂&ゴムの耐候性(経年劣化)ランキング
代表的な樹脂・ゴム材料を例示し、それぞれの項目(光沢保持率・黄変度・色差・ヘイズ値変化・全光線透過率の変化量)について、より優れた(数値的に好ましい)順に並べたサンプルランキングを示します。ランキングは、測定条件として「屋内/屋外での加熱・光照射による1,500時間相当の経時試験後」のデータを仮定しています。
※ランキングで紹介している数値は一般的なものであり、実際にはメーカーやグレードにより異なりますのでご注意ください。
※ラバーライクレジンのデータはPC(ポリカーボネート)に塗布して測定したサンプル結果となります。
光沢保持率(高いほど良い)
黄変度(ΔYI) (低いほど良い)
色差(ΔE) (低いほど良い)
ヘイズ値変化(ΔHaze) (低いほど良い)
全光線透過率の変化量(ΔT%) (低いほど良い)
高い引張強度と伸び率を併せもつ新素材「RLR(ラバーライクレジン)」
従来の樹脂材料では、柔軟性と耐久性の両立が難しい課題がありました。この課題を解決する新素材として、ゴムのような柔軟性と優れた耐久性を兼ね備えたラバーライクレジンを開発しました。
伸縮性、耐傷性に優れ、衝撃吸収性や耐薬品性も備えています。室温で硬化するため加熱炉が不要で、省エネにも貢献します。電子部品のコーティングから建築資材、自動車部品まで、幅広い分野でご活用いただけます。
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