共同研究・開発（バイオ関連）

One Stopで開発可能です。

「微生物」「酵素生産物」「酵素」「酵素反応物」を基軸とした各種バイオ技術を保有しております。
これらの技術を活用した高付加価値素材、またバイオプロセス導入よるグリーンケミカル化の共同開発をお客様に提案いたします。

以下のような課題をお持ちであれば
お問い合わせください。

＜研究開発の事例＞

エルゴチオネインの事業化

キノコなどに微量に含まれる「エルゴチオネイン」は、脳機能の改善作用や高い抗酸化作用をもつ希少天然アミノ酸であり、次世代の機能性素材として注目されています。 神経変性疾患（アルツハイマー病やパーキンソン病）、うつ病、紫外線による肌老化(シワ・シミ)、白内障、糖化ストレスの抑制など様々な作用が期待されています。

NAGASEグループでは、独自の発酵技術の研究を通じ、革新的な発酵生産プロセスを確立し、微生物を用いて世界最高レベルの生産性を達成しました（※）。今後は、開発した生産菌株を活用し、健康食品、化粧品、医薬品などのライフサイエンス分野への用途展開を通じた事業化を目指します。

サステナブルDHA

ナガセグループは、環境負荷の低いサステナブルなドコサヘキサエン酸（DHA）の開発に成功しました。

健康食品・サプリメントなどによく使用される、ドコサヘキサエン酸（DHA）やエイコペンタエン酸（EPA）などのオメガ３脂肪酸は、世界中で消費量が増加している中、有限な海洋資源からの抽出・精製によって主に生産されており、その環境負荷が社会問題となっています。
一方、微細藻類に分類される微生物であるラビリンチュラは、ドコサヘキサエン酸(DHA)やドコサペンタエン酸など、高度不飽和脂肪酸を体内に蓄積することが知られております。
またDHAはとても酸化しやすい物質ですが、ラビリンチュラは高い抗酸化力を持つアスタキサンチンなどのカロテノイドも蓄積することが報告されており、より安定性の高いDHAを生産することができます。

ナガセグループは、このラビリンチュラの力とグループ独自の微生物の育種技術を活用することで、高濃度・低コストで生産可能なDHAを開発いたしました。
これらの技術により、海洋資源を守りながら高付加価値なDHAを生産・提供することが可能となり、現在もサトウキビの廃糖蜜を培地原料として活用するなど、さらなるサステナブルな生産プロセスの改善を継続しております。

今後もナガセグループは、人々が快適に暮らせる安心・安全で温もりある社会を目指し、SDGsに貢献するソリューションの提供を続けてまいります。