- 水溶性グレードの水溶液での安定性は
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エポキシ基は水と反応しますので、徐々に加水分解を起こします。
水系樹脂の硬化剤として使用する際は、2液系での設計をお勧めします。
水溶液中での劣化速度はこちらをご参照ください。
- 水溶性グレードの有機溶剤への溶解性は?
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水だけでなく、多くの有機溶剤にも溶けますので、水系、溶剤系どちらの系統でも使用可能です。
- 水溶率の算出方法は?
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デナコール:水=1:9で混合した際の、デナコールの溶解率です。
- 製品の安定性は?
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ほとんどのグレードが常温保管可能です。
- 単一物質ですか?
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デナコールシリーズの製品は一部のグレードを除き、反応で生成する副生物を含む混合物です。
副生物もエポキシ基を持つので反応性は有しています。
副生物の代表例はこちらをご参照ください。
- 同じ骨格でいくつかグレード違いがあるがその違いは? (EX-3シリーズ、EX-6シリーズなど)
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同じ骨格の原料を使用していますが、製法などの違いにより水溶率、粘度などをコントロールしています。
- どのような化合物と反応するのか?また、その最適な反応条件は?
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活性水素をもつ官能基と反応しますが、
例えば、アミノ基とはほぼ室温で反応しますが、カルボキシル基とは100℃以上の熱が必要となるなど、官能基により反応性が異なります。
- 塩素を多く含有する製品が多いが、どのような形で存在しているのか?
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原料であるエピクロロヒドリン由来で、大部分が結合性塩素で存在しており、一部で加水分解性塩素や塩素イオンも含まれています。
- 「粘度」「可とう性」「耐熱性」「塩素含有量」について一覧はありますか?
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各項目についてグラフにまとめております。
- 取扱上の特別な注意点は?
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刺激性が高いグレードもありますので、SDSを参照していただき適切な保護具を着用しての使用をお願いします。
- 化審法登録、および海外各国の登録状況は?
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国内化審法は全てのグレードで登録済みです。
海外登録状況についてはお問合せください。
※本ページに記載されている各物性・データにつきましては、現時点での情報を基にした参考値・代表値となっております。品質を保証するものではございませんので、予めご了解をお願いいたします。また、製品の仕様は予告なく変更する場合がございます。