繊維加工剤としての誕生
(1960年代後半)
1960年代後半、当時の長瀬産業では染料の取り扱いを中心に、繊維業界との関係を築いていました。
その中で、顧客である繊維メーカーのニーズに応えるべく、繊維加工剤としての水溶性エポキシ化合物の開発が尼崎東工場でスタートします。
繊維中の水酸基とエポキシ基の反応を活用することで、防縮性や防しわ性などの機能向上が期待されました。
また、繊維加工には水が使われるため、「水溶性」という特長が不可欠でした。
こうして誕生したのが、
デナコール「EX-313」「EX-314」「EX-832」などの初期製品群です。
これらは現在に至るまで、繊維処理剤として幅広く使用されています。
