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屈折率

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屈折率

真空中の光の速度を物質中の光の速度で割った値で、物質中での光の進み方の指標となる。
光(波長)は真空(実用的には空気)中ではスムーズに進むが、物質中では抵抗があるため、速度が落ちる。そのかわりに進む方向を変える(屈折する)ことで、近道して速く抜けようとする。
物質の屈折率の値が高いほど、光の入射角に対しての屈折が大きくなる。

物質の屈折率が高くなると、空気との屈折率の差が大きくなり、反射率が大きくなる。
反射率が大きくなると、透過率は下がる。ダイヤモンドは屈折率が2.42と非常に高く、光を反射しやすいのでキラキラする。
光学関係の材料は透過率が重要視されており、屈折率や塗膜の膜厚を調整することで、透過率を上げることができる。

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