【知っておきたい土壌のハナシ】
アーバスキュラー菌根菌資材のパッケージにある「共生率」ってなに?

公開日:2026年09月30日

はじめに:見慣れない言葉「共生率」

おいしい野菜や元気な作物を作るために、土壌改良資材を検討される方が増えています。その中でも今、持続可能な農業や収量アップの鍵として注目を集めているのが「アーバスキュラー菌根菌(AM菌)」です。

当社のAM菌資材「amxact(アムザクト)」をはじめとする製品のパッケージを見ると、少し聞き慣れない「共生率」という数字が記載されているのをご存知でしょうか?

実はこの「共生率」、農林水産省が指定する『地力増進法』において、品質を担保するために測定と表示が義務付けられている非常に重要な指標なのです。今回は、この「共生率」が一体何を意味しているのか、なぜ大切なのかを分かりやすく解説します!

1. そもそも「共生率」ってなに?

AM菌は、植物の根の中に住み着き(共生し)、土の中のリン酸や水分を植物に届ける代わりに、植物から油分や糖分をもらって生きる「良きパートナー」です。

ここでいう「共生率」とは、植物の根の全体の長さのうち、AM菌が共生して菌根を形成している長さを示す割合(%)のことです。

たとえるなら、職場での「稼働率」や「連携率」のようなもの。どれだけ土の中にAM菌の胞子や菌糸が存在していても、植物の根としっかり結びついて働いていなければ意味がありません。つまり「共生率」が高いということは、AM菌が元気に植物と手を取り合っている確かな証拠なのです。

2. なぜパッケージに「共生率」の表示が義務付けられているの?

微生物資材は目に見えないため、「本当に効果があるのかな?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。また、AM菌は生き物であるため、保管状態や製造技術によって活性が大きく変わってしまいます。

そこで農林水産省は、使用者の皆さまが安心して確実な効果を得られるよう、地力増進法に基づく「政令指定土壌改良資材」として販売する際に、品質管理項目として「共生率」の測定とパッケージ表示を義務化しました。

パッケージにしっかりとした「共生率」が表示されている製品は、「国の定めた基準に従って品質が厳しく管理されている、信頼できる資材である」という安心のマークと言えます。

3. 「共生率」が高いと、作物にどんなイイコトがある?

共生率が高い資材を使用すると、根から伸びる菌糸のネットワークが効率よく広がります。これにより、以下のような嬉しい効果が期待できます。

リン酸の吸収が大幅アップ!

土の中に固着して吸われにくかったリン酸を、AM菌が効率よく集めて植物に届けます。

乾燥や環境ストレスに強くなる!

菌糸が根の届かない深さまで伸びるため、水不足や高温の時でも作物が踏ん張れます。

根張りが良くなり、生育が安定する!

根の表面積が実質的に何十倍にも広がり、作物の基礎体力(免疫力)が向上します。

おわりに:資材選びは「共生率」という信頼のマークに注目!

AM菌資材を選ぶときは、単に「菌が入っている」ということだけでなく、「しっかりと働く品質が保たれているか(共生率が明記されているか)」をチェックすることが重要です。

当社のAM菌資材「amxact」は、厳格な品質管理と測定のもと、高い共生率を維持して皆さまのもとへお届けしています。

確かな品質に裏打ちされた「amxact」で、豊かな土壌づくりと元気な作物をぜひ体感してみてください!

参考実例