界面科学技術

工程時間短縮、表面濡れ性調整などプロセス改善薬液のご提案可能です。

固体と液体、液体と空気など、性質や状態の異なるモノ同士の境目のことを「界面」と呼びます。

日々の生活で界面を強く意識することはありませんが、例えば「皿(陶磁器)に着いた油汚れを除去」では、固体の陶磁器=「アルミニウム・カルシウム・ケイ酸などの溶融固体」と、その表面に付着した油=「例えばオレイン酸や不飽和脂肪酸の混合物」を除去するためにさまざまな界面現象が深くかかわっています。

無機溶融固体に「吸着」した油を、洗浄液で「浸透」させて「分散」させ「乳化」する、といった現象が実際には発生しています。これらの、界面に作用して洗浄を実現するために必要な現象を研究する分野が界面科学であり、NAGASEはこの分野に関する深い知見を有しています。

界面科学技術

界面科学技術の適用例

水と油のように相溶しない液体同士を何かしらの方法で安定的に分散するようにさせた状態を「エマルション」と言います。身近な例では、マヨネーズやドレッシング、一部の化粧水などにも利用されています。

このエマルションを洗浄に応用したものが「エマルション洗浄」と呼ばれる手法で、通常は水に混ざらない洗浄液有効成分を安定に液中に分散させることで特異的な洗浄性能を実現することが可能です。NAGASEはエマルション分散サイズの調整も行っています。

エマルジョン分散サイズの調整が可能です
従来品
エマルションのサイズ例
(液中の粒子径[μm])
NAGASE改良品

この例では炭化水素系溶剤にイオン性物質を安定に分散させています。さまざまな溶剤を利用しても混和しない物質でも、NAGASEの技術では安定に分散可能です。

この例以外にも配合技術をベースとした次のようなことを実現可能です。

  • ・低発砲化対応薬液
  • ・表面濡れ性の調整洗浄液
  • ・フォトレジスト剥離液(ガルバニック腐食抑制対応型)
  • ・特定の金属のみ溶解させ、他の金属は溶解させない選択エッチャント(低サイドエッチングエッチャント)
  • ・特定樹脂のみの溶解除去液(アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などの選択除去)
  • ・寒冷地対応洗浄液(洗浄液の凝固防止)
  • ・NMPなど規制対象溶剤を含まない洗浄液